ものづくりノート

すたじおKoki'oの仕事人、「のり」のブログへようこそ。グラフィックデザイナー、ハンドメイド洋服作家、初心者ウクレレの先生です。

ギターをリペアする

ここで、BELLAMEギターのことを少し。
ネットで検索すると、「無名」、「正体不明」、「安物」、「二流品」等の記述が見受けられます。
ウクレレストでLUNAを知らない者はいないのに、ギタリストからは、なんとまあ不当な扱いを・・・。

まあ、確かに高級ギターではありませんが、得体の知れない楽器ではありません
そこは声を大にして言っておきたいところ。

ルナ楽器製造
かつて、日本のハワイアンブームを支えたウクレレのトップ・メーカーでした。
でした、というのは、ウクレレ・メーカーとしてはすでに消えてしまった存在だからです。
(今も会社は岡山県にありますが、倒産を経て、和太鼓のメーカーになっています)
現在、楽器店で販売されている新品のLUNAウクレレは、キワヤ商会がブランドを譲り受け、復活させたもの
ビルダーは、T's Guitarです。

古い日本製のウクレレを何本か所蔵していますが、それらの中でもLUNAウクレレは、抜きん出て作りが良いです。

さて、それではルナ楽器が製造したアコースティック・ギターを眺めてみましょう。


ギターのリペア01

細くて薄いネック、サウンドホール周りのロゼッタはゼブラ模様。
LUNAウクレレにある特徴が、ギターにも現れています。

このギターが作られていたのは、フォーク全盛のころでしょう。
ハワイアンは忘れ去られ、ウクレレは冬の時代・・・。
ルナ楽器も、時代に合わせてギターを作っていたに違いありません。

でも、いくらウクレレのトップメーカーといえども、ギターで勝負するのは厳しかったのでしょうね。


ギターのリペア02

型番は、F-130。
ネットで調べたところによると

  • Cから始まるクラシック・ギター
  • Fから始まるフォーク・ギター
  • Wから始まるウェスタン・ギター

があったようです。


落札したものにはサドルがなかったので、新造しました。

ギターのリペア03

材料は、PICK BOYのフォークギター・ギブソン用(プラスチック製)。
削っては合わせ、合わせては削り、をひたすら繰り返します。


仕上がったサドル。
汚れていた弦止めピンも、新品と交換しました。
GUITAR MANのフォーク用アイボリー黒ドットを使用。

ギターのリペア04

弦はMartinのSTEEL & SILK M130セット。
私も相方も、軟弱者かつ指弾き専門なので、柔らかいのがちょうど良いです。


弦を張ってみたら、ネックが順ぞり傾向だったので、トラス・ロッドを60度ほど回して調整。

ギターのリペア05

REINFORCED NECKとは、「補強されたネック」という意味です。
このカバーを開けると金属の棒が入っており、それを回して調整する仕組みです。
六角レンチの5mmで対応可能でした。


ギターのリペア06

右:BELLAME F-130
左:YAMAHA FG-130(グリーン・ラベル)

奇しくも同じ130。
ということは、当時の価格は両者とも13,000円だったのでしょうね。

ボディの形状がそっくり。
多分、ルナがYAMAHA FGを参考にしたと思われますが、全くのコピーではありません。
前述のようにBELLAMEのネックは細くて薄く、ボディの奥行きは1cmほど厚いです。
また、ブリッジが元々高めの設計になっています。
このため、弦高の調整はFGには及びませんが、BELLAMEの方が音が大きいです。
FGは中の方で鳴る感じ。BELLAMEは前の方で鳴る感じ。

どちらもナイス・サウンド。素晴らしいです。


ブランド名の「BELLAME」。
何が語源だろう?と調べてみました。
英語には、belle amie(女友達、美貌の友、美貌の女性)という言葉があり、
フランス語には、belle ame(美しい魂)という言葉があります。
どちらにしても優美な意味合いを含み、ブランドを送り出す時のメーカーの様々な思いを感じます。
こうやって想像を膨らませるのも、ロマンがありますね。

ただ・・・残念なことに、このブランド名を正しく発音できない自分が、痛い。

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コメント


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ナイスなギターね

今年もよろしくネ

キッド | URL | 2011-01-14(Fri)00:10 [編集]


ナイスなサウンド

今年もよろしくデス。

のり | URL | 2011-01-14(Fri)08:05 [編集]


今年もよろしくお願いします。

ギターとのお付き合いは古いのに,,詳しいことは知らないわたし。。。
のりちゃんちのギターは幸せモンだね。

openstage2005 | URL | 2011-01-16(Sun)08:30 [編集]


中古ばかり買うので・・・

メンテナンスをする必要が、必然的に出てきちゃうんですよ~。
ネットで調べながら我流でやってるので、やり方あってるのかどーか・・・。

そういや、openstageさんの所有していたFG200って、うちにあるFG130と同世代なんですねー。
残念でしたねー。

のり | URL | 2011-01-16(Sun)15:40 [編集]


FG302

そういえば、YAMAHAのFG302ってギターを持ってます、わたし。
オレンジ色のラベルのやつです。
FG-130と形はいっしょなので、今度並んで写真撮りますかv-9

キッド | URL | 2011-01-20(Thu)00:52 [編集]


FG302

いつも使っているのはそれですか? フォーク型なら全く同じ形ですね。
並べたら、どっちがどっちって分かるのかなあ?(笑)
音量ならウェスタン型ですが、残念ながら大き過ぎて抱えられないんだな、私たち。。。

のりちゃん | URL | 2011-01-21(Fri)11:02 [編集]


ご無沙汰です

のりさん、ご無沙汰しておりました。  以前は当方ブログに書き込み有り難う御座いました。

ギターのリペアですか?  僕も10年位前に、ボロボロのキャッツアイCE400をリサイクル店で見つけて値切って購入し、サドルや弦高の調整をし、ネックの反りを直しきれないフレットの曲がりを鑢で削って直しました。

半年がかりで修理したのですが、結局お気に入りのギターを弾いた後には弾く気に成れずに、現在シューズクロークで冬眠中です…

そうそう…自転車熱はどうなりましたか?
来月Pieさんに又フレームのオーダーにお邪魔する予定です。
今度はシクロクロス系です。

のっちゃん | URL | 2011-02-17(Thu)04:31 [編集]


お久しぶりです~

あ~! ありがとうございます。
このところ、すごい忙しさでブログも何もかも放置プレイでした!
そんなこんなで自転車も放置プレイです。結果、締まっていたはずの自分の体も放置プレイです~(大泣)

のりちゃん | URL | 2011-03-06(Sun)19:26 [編集]


参考にさせて頂きました

LUNA ギターと言う 名前から 日本にも そう言うブランドが有った事を 知り ガットギターを 手に入れたら 物凄く鳴りが良いので 他のタイプが無いのかネットで探していたら ウエスタンタイプが有り 取り寄せたところ やはり かなり良い鳴りなので メーカーや その由来経緯が知りたくて ぐぐっていて ここに来ました

ウクレレメーカーでげんざいは和太鼓メーカーだとは知っていましたが 謎のメーカーなので 参考にさせていだだきます
ありがとうございました

コミカル吟遊詩人 | URL | 2013-08-08(Thu)02:57 [編集]


コメントありがとうございます

お役に立てて光栄です。
必要としている方のお役に立つような記事を書くように務めていますので、このようなコメントをいただけると励みになります。
今後ともよろしくお願いします。

のり | URL | 2013-08-08(Thu)13:38 [編集]


参考にさせていただきました

初めて書かせていただきます。こちらの記事を参考にさせていただき、私もBellame のギターの購入を決意。恐ろしいほどのフレットの錆を全て落とし、サドルは牛骨で作り直しました。

写真が掲載できないのは残念ですが、F-120 と言ういわゆるトリプルOタイプのものです。

キカッケを下さってありがとうございました。

ZUYA | URL | 2014-04-13(Sun)12:37 [編集]


ありがたいです

「参考になった」「役に立った」という言葉が、とても励みになります。
これからも時々覗いてみてくださいね。
ありがとうございました。

のり | URL | 2014-04-14(Mon)18:31 [編集]