
関東鉄道常総線、騰波ノ江駅。

同駅舎は、大正15年の駅開業当時の姿をそのまま残す貴重な建築である。
平成12年には、「関東の駅百選」にも認定されている。
しかし、老朽化のために取り壊され、改築されることになった。
この駅舎の姿が見られるのも、この6月いっぱいまで。

駅舎に佇むと、なぜか
さだまさしの「驛舎(えき)」という歌が、頭の中で聴こえてきた。
君の手荷物は 小さな包みがふたつ
少し猫背に 列車のタラップを降りて来る
驚いた顔で 僕をみつめてる君は
夕べ一晩 泣き続けていた そんな目をしてる
故郷(ふるさと)訛りのアナウンスが今
ホームを包み込んで
都会でのことは誰も知らないよ
話す事もいらない
驛舎に降り立てば それですべてを
忘れられたらいいね
重すぎるはずの 君の手荷物をとれば
身じろぎをせず ただ涙をこぼすだけ
ざわめきの中で ふたりだけ息を止めてる
口を開けば 苦しみが全て 嘘に戻るようで
季節の間(はざま)ではぐれた小鳥が
時計をかすめて飛ぶ
泣きはらした目が帰ってきたことが
君をもう許してる
驛舎を出る迄に懐かしい言葉を
思い出せたらいいね
改札口を抜けたならもう
故郷は春だから

懐かしい思い出を語る駅舎とも、もうすぐお別れ。
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関東鉄道では、6月28日に騰波ノ江駅 さよならイベントを開催する。
この日は駅務員室内の一部を一般開放するとのこと。
また、現在、記念乗車券も発売されている。
ちなみにこの乗車券の台紙は、私がデザインしたもの。
よろしかったら、手に取って見ていただきたい。
もうひとつ。
さだまさしの「驛舎」は、このサイトでさわりを試聴できる。
「さだまさしベスト3」に収録。
(このサイト、アルバムの全曲を試聴できて便利です)

