
様々な人々との交流が始まっています。
ブログの相互リンクも増え続けています。みなさん、ありがとう。
さて、今回は真四角の世界(http://squareworld.seesaa.net/)をご紹介しましょう。
大西 剛さんは世界各地を旅する写真家であり、ライター。
ブログの内容は、主に古い二眼レフを駆使して切り取られる正方形の世界とコラムです。
普段目にする長方形の画像から解放されてみると、別の世界が見えてくるかもしれません。
以下のサイトも合わせてどうぞ。
大西さんの本
イヤイヤ訪ねた世界遺産だったけど
http://web.kyoto-inet.or.jp/people/katsura1/
アジアの子どもがいる風景
http://www.geocities.jp/onishi8106/index.html

表参道ヒルズ(http://www.omotesandohills.com/)がオープンした。
そこに、かつて同潤会青山アパートメントが建っていたことを、ご存知の方は多いと思う。
同潤会は関東大震災後の復興住宅を供給するために設立された財団法人。
大正13年に発足。以後、昭和16年に解散するまでに、震災復興のための木造住宅の建設の他、不良住宅改良事業として1箇所、「アパートメント」と呼ばれる中流階層向けのものを東京・横浜に15箇所、合計16箇所の集合住宅を建設した。
日本ではまだ珍しかった鉄筋コンクリート造、電気・ガス・水道を完備、大規模な集合住宅では中庭や娯楽室、訪問者のための応接室や宿泊施設、浴場や食堂まである画期的なものであった。

上が旧同潤会青山アパートメント6号館。
下が表参道ヒルズにある再生棟、同潤館。
同潤会記憶アパートメント展
http://kioku.info/

2006年2月11日〜17日まで、同潤館の中にあるギャラリー同潤会(http://www.gallerydojunkai.com/)にて開催された。
取り壊される前の青山アパートメント内のギャラリー「夢どうり」での開催から数えて、今回で5回めとなる。
アパートメントの記憶を、皆の心にとどめておいて欲しいと願う、
たくさんの人たちが集まって紡ぎ上げる共同プロジェクトである。

各人が持ち寄った資料は膨大である。
アパートメントの図面、敷地に自生していた植物分布図、様々な角度からの写真・・・

かつての表札。

外壁のかけら。

取り壊しの状況も記録されている。
80年近い歳月を息づいてきた、あの空間を支えた建物が
いとも簡単に瓦礫の山と化していった・・・
私たちがもっとも見たくなかった、青山アパートメントの最期。
この間、私は表参道にほとんど近づかなかったことを思い出す。

現在の同潤館、階段室からの眺め。
アパートメントの階段室から眺めたかつての風景と同じ。
かろうじて遺された貴重な風景かもしれない。

同潤館は、青山アパートメントの設計図を元に外観部分を再生した棟である。
欄干や階段の手すり部分には
かつてのアパートメントで使用されていた部材が再利用されている。
新しいランドマークを得て、ますます賑わう表参道。
しかし、かつて私がこの場で満喫した
人が行き交いつつも、静かで優しさに満ちあふれた空間は
もう戻ってこないと思った。

